[ 大会当日 ]

INDEX

■ 空気圧を知る ■

■ 軽量化 ■


空気圧を知る

大会当日、会場では多くのエントラントがタイヤの空気圧を調整している光景を目にします。
DRAG競技の約70%はスタートで決まると言われており、そのスタートを決める為にはタイヤの空気圧管理が大変重要です。
皆さんが普段履いているタイヤの空気圧は、一般走行においての空気圧設定になっているはずです。
しかし、DRAG競技においての空気圧設定は一般走行時の設定と異なります。

[ 空気圧設定 ]

空気圧設定は温感時(走行後、タイヤが暖まっている状態)が基本です。
走行後パドックに戻ってきた時には、まず空気圧のチェックをしましょう。
タイヤの種類によって設定する空気圧が変わってきます。

  1. ラジアルタイヤ : ラジアルタイヤはサイドウォールが硬い為、空気圧を低くしすぎるとトレッド中央部分が凹む為、タイヤの設置面積が減ってしいます。
  2. NITTO : NITTOはサイドウォールが軟らかい為空気圧を低く設定してもトレッド中央が凹まず、全面が接地します。最初は1.0位から走りはじめて0.1ずつ徐々に低く設定しましょう。車重が軽い車は0.6、重い車は0.8前後が目安となります。また、あまり0.6以下に設定すると走行中車体がふられる可能性が高いので、注意が必要です。
  3. DOT : DOTタイヤはラジアルやNITTOとタイヤの構造が違う為、空気圧を低いほどスタート時のグリップ力が増します。しかし、走行中のマシンコントロールが難しい為初心者がいきなりDOT空気圧の低いタイヤに挑戦するのは大変危険です。1.0からはじめて徐々に空気圧を落としていきましょう。
  4. ドラスリ : ドラスリの空気圧設定は、車種により様々です。プロストックのように車重が軽い車は0.3くらい。ストックボディで車重が重い車は0.8前後。走行中のマシンコントロールが極めてシビアなので、0.05単位での空気圧管理が必要です。またフロントタイヤにラジアルタイヤを履かせると危険ですので、フロントタイヤもDRAG専用タイヤを履きましょう

[ ラインロック使用時 ]

パドックでせっかく空気圧を低く設定したのに、ラインロックでタイヤを暖めてしまうと、タイヤ内の空気が膨張し空気圧が変化してしまいます。
膨張する数値はタイヤサイズによって様々でですが、一般的に0.3〜0.6程上昇してしまいます。
よって、パドックで測定する時はあらかじめ0.3〜0.6程低く設定するとよいでしょう。
可能であれば、ラインロック直後に空気圧チェックして、パドックで測定した数値と比較するのが理想です。

[ 窒素 ]

最近では量販店やガソリンスタンドでも窒素を充填できる場所が増えています。
窒素は熱による膨張が少ない為、パドックで測定した空気圧と、ラインロック後の空気圧の差が少なくなり、管理が楽になります。
もし窒素ボンベを購入し、DRAG会場に持って行くことができれば、大会終了後にまた窒素を充填しておくことができます。
また、窒素ボンベを使ってエアツールを使うこともできます。インパクトを使うことができれば作業性もよくなります。

軽量化

DRAGにおいて軽量化はとても大切です。
軽量化のメリットは、終速をあげるばかりではなく、駆動系への負担も軽減できます。
スタート前に車の中の荷物をおろしましょう。
工具類スペアタイヤはもちろん、助手席も外せばかなりの軽量化になります。
手間さえかければ1円もかからないチューニングですね

[ パワーウェイトレシオの算出方法 ]

さて、ここでは実際に軽量化におけるパワーアップを計算してみましょう。

【車重(乗車店員を含む)÷馬力=パワーウェイトレシオ】

ノーマルのAE86に体重70kgの人が運転していた場合
(930kg+70kg)÷130ps=7.69kg/ps
となります。

これが2名乗車だと
(930kg+70kg+70kg)÷130ps=8.37kg/ps
になってしまいます。

2名乗車でパワーウェイトレシオを同じにするには
(930kg+70kg+70kg)÷139ps=7.69kg/ps
となり、139ps必要になってしまいます。

この数字は1psが受け持つ『重さの負担率』なので数値が少ない方がポテンシャルが高いことになるのです。
計算上では2名乗車で70kg重くなったAE86は139psないと1名乗車と同じパワー
ウェイトレシオになりません。
よって友達が1名乗っていることで9psロスしていることになります。