[ スタート ]
■ ラインロック ■
■ 走行コース ■
■ 走行ライン ■
■ 区間タイムが0.2秒速くなる裏技 ■
■ スタートテクニック ■
| ラインロック |
スタートが全体の70%を決めるDRAG。
見た目ではとにかくパワーがある車だけが勝てると思われがちですが、それは大きな間違いです。
たとえ1000馬力のエンジンでもそのパワーを確実に路面に伝えられなければ勝つことはできません。
逆に700馬力でもそのパワーを逃すことなく路面に伝えることができれば、1000馬力マシンにも充分な勝算があります。
そこでラインロックを使い駆動タイヤを空転させてタイヤの表面温度を上げれば、グリップ力が増してタイムアップに繋がります。
- ラインロック方法 (FR車) -
| ※: | フロントにブレーキ圧力計をつけて、圧力を調整する方法もあります。 この場合、ブレーキを奥まで踏まず、メーターを見ながら最適な圧力でラインロックボタンを押します。 この時の圧力は、リアタイヤがある一定のグリップになった時に車体が前へ動き出す圧力にする為、常に一定のタイヤの焼き加減を得る事ができます。 |
| 走行コース |
DRAG競技ではAコースとBコース、2台並んで同時にスタートします。
さて、あなたはどちらのコースを走りますか?
大会によってはコースを選べる大会もあります。
トーナメント式の大会であれば、予選タイムが速い車がコース選択権があります。
- 良いコースの見分け方 -
| まず、他の選手のスタートをよく観察しましょう。 『あの車はいつももっとタイムが出ているのに・・・』と感じたらどちらのコースを走っているのかチェックしましょう。 もし、知り合いが参加しているのであれば、話を聞くのも良い方法です。 『Aコースは路面がグリップしないんだよね』と言う答えが返ってくるかもしれません。 また、会場によってはAコースは10M先の路面が荒れてる、Bコースは300M先で車体がふられる、と言うコースもあります。 何回か参戦するうちに、そう言ったコースのクセを見つける事も大切です。 |
| タイムアタック式の大会では、1日に3本走ってその中のベストタイムで順位を競います。 その時は1本目、2本目と別々のコースを走り、路面の感触を確かめましょう。 そして、路面状況の良いコースを3本目に走ると良いタイムが出るかもしれません。 |
| 走行ライン |
走行コースが決ったら走行ラインを決めましょう。
同じコースでも微妙にラインを変える事によってスタートダッシュが全然変わってしまいます。
具体的にどのようなラインがあるでしょう?
さぁ、あなたならどっちを走りますか?
答えは、両方正解です。
詳しく言うと、晴れの日(DRY)は」で、雨の日(WET)は「2」です。
晴れの日
晴れの日はみんなが走っていて路面が黒くなっているラインを走りましょう。
この、黒い部分はタイヤの削りカス、すなわちゴムです。
ゴムとアスファルトよりも、ゴムとゴムの方が食いつきがいいのは言うまでもありません。
雨の日
では、なぜ雨の日は黒くないところを走るのでしょう?
DRAGでは多少の雨なら開催されることがよくあります。
そんな日(多少路面が濡れている日)に普段みんなが走っているライン(黒いところ)を走って
しまうと、ホイールスピンの嵐です。
そういう時はアスファルト(黒くないところ)の上を走りましょう。
なぜかと言うと、ゴム(黒いところ)は水を弾き、アスファルト(黒くないところ)は水を吸収する
からです。
| 区間タイムが0.2秒速くなる裏技 |
さて、いよいよスターですが、ここで裏技をご紹介します。
うまく決まれば区間タイムで0.2秒以上縮まることも・・・!?
その技はステージングにあります。
DRAGレースのスタート位置は光電管によってプレステージランプ、ステージランプと2段階に分かれています。
そこで、ステージランプをなるべく手前のギリギリの位置で車を止めましょう!
ここで、ステージランプをつける手順のおさらいですが・・・
1:ドライホップ後徐々に車をスタート位置に向かって徐行する
↓
2:プレステージランプをつける
↓
3:ステージランプをつける
↓
4:左右のコース共ステージランプがつけばツリーが作動し、スタート。
この裏技のポイントはズバリ3番です。
裏技は、ここでなるべく手前の位置でステージランプをつけます。
ステージランプと言うのは光電管で管理されており、大会によって変化しますが、おおむね15cm程のエリアに前輪を止めなければいけません。
逆に、この15cm程のエリアであればどこに前輪を止めても問題はありません。
と言う事は、その15cm分加速をつけてスタートできるのです。
なかなか文章で説明しにくくて申し訳ないのですが・・・
さて、具体的にどうすればよいのかと言うと・・・
まれにプレステージと、ステージランプを同時に点灯させる車輌を見ますが、これはダメです。
まず、プレーステージランプがつきそうな場所で(勘に頼るか、サポーターに誘導してもらう。自信がなければ、かなり手前でもOK)一度車輌を完全に停止させます。
1:ここでサイドブレーキを少しだけかけます。
この時、サイドブレーキの解除ボタンは親指で押しっぱなしにしましょう。
(スピンターンノブを装着すると便利)
2:その状態で半クラを使いながら車を徐々に進めます。
サイドブレーキが効いているので、動き出してもすぐに止まります。
3:プレステージランプがついたら、もう一度車を完全に止めて、深呼吸。
まだサイドブレーキは引いたままです。
4:ここでステージランプをつけるのですが、サイドブレーキと半クラ、アクセルをうまく使いながら、本当に少しずつ車輌を前に動かします。
5:ステージランプが点灯しても、ここでサイドブレーキはおろさないでください。
間違ってサイドブレーキを下ろすと、ギリギリの場所でステージランプが点灯しているので、路面状況により車がバックしてしまい、ステージランプが消えてしまいます。
6:回転数をあわせ、クラッチを離してスタートすると同時にサイドブレーキを下ろします。
ここで止まる良い例

行き過ぎ悪い例

この技のポイント
・なるべく3cm単位で車を前進させれるように、あらかじめ要練習しましょう。
慣れないうちは自分で「3cm」と思っていても実際には15cm程進んでいます。
友達に外から見てもらい、練習するといいでしょう。
・ステージランプがつくとすぐにツリーが作動しますので、あらかじめ回転数を上げた状態で、サイドブレーキ、半クラをうまく使うとスタートしやすいでしょう。
・けんけん号はサイドブレーキの代わりにラインロックスイッチをハンドルにつけて代用しています。
この時のラインロックスイッチはレバー式ではなく、ボタン式でボタンを押している間ラインロックが作動し、ボタンを離すと解除される物を使います。
けんけん号はこのスイッチをハンドルにつけています。
この利点は、サイドブレーキの効き具合が一定に固定できるので、車輌をコントロールしやすいです。
| スタートテクニック |
スタートテクニックを一言で言うのはとても難しいです。
その人それぞれやり方、考えかたがあるし、車の駆動方式によっても違います。もちろん車種、タイヤの
サイズ、チューニング内容によっても変わってくるので、それぞれ自分にあったスタート方法を見つけることが大切です。
ココでは、一般的なスタートの方法を紹介します。
スタート回転数を見つけるところから始めましょう。
スタート回転数は、スタートしてホイールスピンが始まるわけですが、その時ストールしない回転数を見つけ出します。
ターボ車の場合、ブーストがかかり始める回転数が目安となるでしょう。
仮にブーストがかかり始める回転数を5000回転とします。
つまり、スタートした瞬間、5500回転以下にならなければストールしないということです。
さて、スタート方法の説明にうつります。
スタートで大切なことの1つとしてクラッチワークがあります。
クラッチのつなぎ方1つでスタートのタイム(0→18m)に大きく影響します。
クラッチワークに大きく2つあります。
一般的に1は4WDの車に適した方法と言われていますがそれでも、若干半クラを使用した方が良いでしょう(GT-R)
したがって、FR車は2ということによりますが、例外で1を使うこともあります。(後で説明)
2のスタート方法は必要な動力のみ路面に伝えるので最適なスタート方式に思われがちですが、駆動系(おもにクラッチ)に大きくダメージを受けます。
そこで2のスタート方式ですが、その前に1つ。
余談ですが、よりよいスタートはスリップ率20%と言うことです。
もちろんこれは、機械で測れるわけではありません。まともに受け止めると水掛け論になってしまうので
ここは、ちょっとだけホイールスピンと言う風に受け止めておきましょう。
さて本題、一瞬半クラを使うスタート方法ですが、その「一瞬」にはそれぞれの個人差があります。
「一瞬」は、タイヤが2〜3回転するくらいの一瞬です。
タイヤが2〜3回転したあと、徐々にクラッチリリースします。
さて、先ほど書いたスタートの回転数の設定ですが、このスタート方法を使うと、路面状況にもよりますが、
約1500回転くらいの落ちこみがあります。
つまり、ストールする回転数は5000回転だとすると、それに1500回転を加えて、6500回転、ストール対策として200回転プラスの6700回転付近が理想のスタート回転数となります。
路面状況や気温、タイヤの状態によって、クラッチリリースしてからの落ちこむ回転数は毎回変わるので、1本目の走行の時に必ずチェックしましょう。
最初に「例外もある」、と書きましたがそれは、極端にグリップする路面状況の時です。
1週間前からVHTをまき、路面温度も高い大会では、ストール対策として1のスタート方式を
使うことがあります。
スタートは、ゼロヨンの命です。
もちろん練習も大切ですが、その場の環境に応じてスタート方法を変えるテクニックも頭に入れておけば、鬼に金棒ですね。